防災・災害

被災者になって痛感したとにかく最初にやっておきたい災害対策の話

 

 

どうも、ゼロファジ(https://twitter.com/ZeroFagi)です!

 

 

今回はとにかくこれだけはやってほしい簡単にできる災害対策のお話をしていきます。

 

 

災害対策って、いまいち気乗りしなくて後回しにしてしまいがちですよね。将来起こるかどうかわからないことのために準備しておくことってできそうでなかなかできることじゃありません。2018年に発生した西日本豪雨災害で被災した時の自分もまさにこのパターン。「しなくちゃいけないな」とは思いつつも、避難する直前にオタオタと調べ始める始末。災害対策のさの字もない有様でした。

 

 

じゃあ、実際に災害対策をやってみよう!と思ったとき、どんな対策が思いつくでしょう?

 

 

たとえば避難所を調べておくとか。避難するときに困らないように防災グッズを準備するとか。個人でできる災害対策を考えるとき、だいたいみんなこんな風に考えられる方が多いのかなと思います。これだけでも、意識を高く持って準備されているほうだとおもうんですよね。自分はそれすらできていなかったですもん。

 

 

でも、実際に被災してみて痛感したのは最初にやっておくべき災害対策はもっと違う発想のものだったということでした。わたしたちがイメージする災害対策はまちがいではありません。でも発想がズレています。

 

 

日本は災害大国。きっとこれからも災害は起こります。その時に備えてまずこの記事で紹介することを参考にしていただけたら幸いです。

 

 

 

わたしたちが守らないといけないものを整理しておこう

 

 

 

災害と聞くと、まずみんながイメージするのは命を守らないといけない!ということですよね。

 

 

ですから命の危険がないようにどう動くか?どこに逃げるか?とか、逃げた先でしばらくしのげる準備をしておこうとかそういった考えがまず浮かびます。まあこれは当たり前の話ですよね。命あっての物種ですから。でも、他にもわたしたちが守るべきものはあります。

 

 

それは、財産と暮らしです。財産と暮らしが破壊されてしまえば、その後相当な苦難が待ち受けることになります。慣れない生活で不安と我慢にさいなまれる苦しい日々が続くのです。いつ終わるのかもわからないままに。普段通りの暮らしができないってほんとうにつらいものです。実際に被災してみないと、財産と暮らしを壊されることのリアルなキツさまでは想像できないんですよ。全国から送られてくる温かい支援もピークは3か月以内までと言われていますが、そこにはこうしたことも関係していると思います。

 

 

わたしたちは不幸にもそういうキツい状況に置かれてしまう人を一人でも少なくしなくてはなりません。ですからまず、わたしたちは何を守らないといけないのか整理しておいたほうがいいんですね。

 

 

わたしたちが守るべきものは、1.生命 2.財産 3.暮らし です。

 

 

ぶっちゃけた話、財産さえあれば暮らしの再建はできます。被災する以前と同じ水準は望めないでしょうが、それでも不自由なく暮らせるレベルには復旧できる。しかし、それでも普段からは大きくマイナスになってしまうわけですからなるべくそうならないようにしたいですよね。

 

 

暮らしは今住んでいる環境のことです。たとえば子供の小学校がどこで、ご近所さんがいてとか自分が暮らす地域を取り巻く環境のことですね。暮らしが破壊されてしまうと、地域住民はバラバラになってしまいます。移住を余儀なくされて知らない土地で知らない人に囲まれて暮らさなければなりません。普段通りの暮らしはもう二度とできなくなってしまうんですね。

 

 

 

わたしたちがイメージする災害対策は何がズレているのか?

 

 

 

さあここが最も大事なポイントです。わたしたちがイメージしやすい災害対策と、自分が絶対に最初にやっておくべきだと痛感した防災対策にはどんなズレがあるのか?

 

 

先ほど「防災対策というとどんなことを思い浮かべますか?」と聞きました。避難所をチェックするとか防災グッズを準備するとかって話ですね。でもそういった対策ってようするに避難のための対策ですよね。つまりわたしたちは災害対策というと「避難すること」に注目にしたアクションばかりイメージしてしまうということなんです。

 

 

映画「シン・ゴジラ」の中で里見臨時内閣総理大臣が、「避難とは住民に生活を根こそぎ捨てさせることだからなあ」とこぼすシーンがあります。これこそ、まさに!です。避難とは命を守るために財産・暮らしを捨てることなんですよ。避難ばかりに気をとられていて、財産・暮らしを守ることが抜け落ちているんです。

 

 

実際に命を長らえたあともしっかりと生きていかなければなりません。それなのに、命を守ることばかりにとらわれてその先の暮らしまでイメージできていないんですね。これはいかがなものか?

 

 

 

命も財産も暮らしも守るために最初にやっておくべき災害対策とは?

 

 

 

では、実際に生命・財産、そして暮らしまで守るために最初にやっておくべきこととは何か?

 

 

それは、自分が住んでいる場所が潜在的に抱えているリスクを知っておくということです。

 

 

全国でいつ起こるかわからない地震は別としても、沿岸部に住んでいる方であれば津波のリスクはどうでしょうか?また、台風や大雨による増水の場合、近くに川があるかどうか?土砂崩れもありますから、山際のほうに住んでいる方は注意しなければなりません。あなたのお住まいは本当に災害のリスクがない土地ですか?

 

 

自分が被災する原因となった小田川という川は、普段は実に穏やかな川でまさか増水で堤防が決壊するなんて全く思いもよらない話でした。そういった川でなくても、近くの用水路なんて簡単にあふれて冠水します。水が増えれば床上浸水だってありえる。わたしたちが住んでいる場所で、災害のリスクが低い場所はなかなかないんですよね。

 

 

 

それからハザードマップを一度しっかり見ておくことも大事です。できれば地域の図書館で済んでいる地域の災害の履歴をチェックしたほうがいいでしょう。自分の住んでいた真備町でも過去に水害があり、それが記録に残っていたそうです。もしそれを知っていたなら、動き方は全く違ってきます。もっと上手に財産を残せたでしょうね・・・・

 

 

引っ越しなどで新しい土地に移ってきたときなどに、手続きの一環としてどういう災害リスクがあるのか?ぜひチェックしてみてください。位置関係だけなら地図で確認すれば一瞬で終わりますから簡単です。災害の原因となりそうな地理条件であった場合、そこから引っ越すのも簡単ではないでしょうからせめてどういう災害が起きそうかだけ知っておいて、いざというときになるべく財産を持ち出せる工夫をしておいたほうがいいです。

 

 

こうしたことをほんのちょっと調べておくだけで、助かる人は全然違ってくるはずです。仮に何も起こらなかったとしてもなんら損はありません。普段防犯対策として戸締りなどをやっていると思いますが、この災害対策はたった一度しっかりチェックしておくだけで大きな違いが出ますよ。そして守れるものも大きい。ぜひリスクチェックをしっかりやって災害から財産・暮らしまで守れる人が増えることを祈っています。

 

 

不自由な暮らしを強いられている多くの被災者の奮闘が無駄にならないためにも。

 

 

※自分が経験した西日本豪雨災害発生時の避難体験をまとめた手記を公開しています

7.7 被災者の手記 西日本豪雨災害

 

 

それではまた。

 

 

 

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