防災・災害

被災者になってみて実感した心底助かる支援とはなにか?

 

 

こんにちは、ゼロファジです!

 

もし親しい人が災害に巻き込まれてしまった時、あなたならどうしますか?

 

「とにかくあの人のためにできることをしてあげたい!
でも、本当に被災者のためになる支援のしかたがわからない。
もし間違ったやり方を選んで、かえって迷惑になったらどうしよう・・・?」

 

そう思われる方は決して少なくないと思います。
そこで、この記事では実際に自分が被災したときに心底助かった支援のやり方を紹介します。それに合わせて報道ではわかりにくい被災者の行動の流れや注意しておきたいポイントも解説していきますね。
あなたの支援が役に立つときは必ず来るはずです。あせらずに被災者に心から喜んでもらえる支援を探しましょう。この記事がお役に立てれば幸いです。

 

 

カネ>>>>>モノ・ヒト の現実を知ろう

 

被災者に送れる支援はおおまかに、カネ・モノ・ヒトと3つあります。

 

カネ・・・現金やプリペイドカードなど
モノ・・・支援物資
ヒト・・・人手、マンパワー

 

この3つのうちで圧倒的に被災者を助ける力が高いのは、カネ!
とにかくお金がなによりも被災者を助けます。

 

なぜかというと、
モノ・ヒトはつかいみちが限定されてしまうから。
そして必ず輸送・移動が必要になったり被災者と支援者で打ち合わせが必要になるからです。

 

被災者の置かれている状況は変わっていきますから、タイミングによっては支援された人手や物資が必要でなくなってしまうことがありえます。また、被災地は道路が安全に通行できるか不明な場合がほとんど。物資の受け渡しや合流を必要とするモノ・ヒトの支援ではまず安全に通行できることが大前提です。モノ・ヒトはほしい時にほしい数だけタイミングぴったりに支給されることが望ましく、支援としての難易度がやや高いと言えます。

 

その点、カネは欲しい時に欲しい数だけ欲しいものに変わってくれる最高の支援物資になってくれます。
また、受け渡しの手間も無く、お金を引き出すことができお店が空いていれば即座に役立ちます。
カネの支援はすべて被災者の判断・タイミングで自由に活用できて、行動を縛らないんですね。
また、すぐに動かせるお金があるという安心感は何物にもかえられません。緊急時財布やクレジットカードなど貴重品を持ち出せない人もいます。食料や電池のバッテリーなどと同じでたくさんあればあるほどいいのです。

 

 

被災者の状況はどのように変化していくのか?

 

 

先ほど申し上げたように被災者の置かれている状況は時間とともに変化していきます。
「被災者」とひとくくりにしてしまうと見えずらいのですが、それぞれが違う段階に立ち向かっているのが被災地の現場です。では、被災者の置かれている状況はどのように変化していくのでしょうか?

 

まず、最初のフェーズが「避難」です。
これは文字通り”難を避ける”状況のことで、危険から離れて安全な場所に逃げて生命を守る段階。
そして次のフェーズが、「被害の後処理」
これは当面の危険が去って被害を受けた家屋などの片付けに手がつけられるようになった段階。
そして最後が、「生活再建」です。
被害の後処理が終わり、衣食住の見通しを立てるために動き出す段階。
(後処理と生活再建は同時に進行することもあります)

 

このように、被災者の状況は「避難」→「被害の後処理」→「生活再建」と移り変わっていきます。
それぞれのフェーズで必要になる支援は異なることが多いので、それぞれのタイミングで欲しいものは違ってきます。ですから、たとえば「被害の後処理」のタイミングで欲しいモノ・ヒトは「避難」や「生活再建」のタイミングでは必要ないものになってしまうこともありえるんですね。それでは支援とは名ばかりの迷惑を押し付けてしまうことにもなりかねません。
その点、カネの支援はどのフェーズでも役にたちますし、邪魔にならない万能選手です。

 

被災者は支援者の申し出をキッパリと断れません。
実際には役立てようのない支援でも堂々とお断りすることは難しいのです。ですから支援者の厚意を台無しにしないようにやんわりとお断りするしかなくなってくるんですね。支援者の「助けたい」気持ちは本当にありがたいものです。しかしそれを断らなければならない心苦しさはかなりキツいものがありました。そうした支援の申し出が多ければ多いほど断る回数も増えていきます。そういったことが積み重なれば、災害で大事なものを失って精一杯こらえている人を精神的に追い詰めてしまうこともあります。そのような形で被災者のメンタルを苦しめる行為は避けるように行動しましょう。

 

せっかくの善意が気持ちよく受け取ってもらえないのは不幸です。
被災者にとっても、支援者にとっても。
そんなすれ違いなくしませんか?
この記事を読んでくださった方はどうかそういった事態にならないように支援差し上げてくださいね。
もし、モノ・ヒトの支援をしたい方は必ず被災者の方の状況とニーズをしっかり聞き取った上でお声がけしてあげてください。

 

 

仲間を集めて見舞金を送ろう

 

 

では、カネを送るときどのようにするといいかについてお話します。
できればその方に縁のあるグループで見舞金を募るのが一番いいと思います。
被災者が同級生なら同級生で連絡を取り合って見舞金を募る。
職場の仲間なら職場の仲間で、という具合です。
適当なグループが見つからない方は個人単位で支援してあげてください。

 

お金を送るというと義援金や募金という手段もありますが、親しい人を特別助けたい場合は有効ではないので避けましょう。なぜかというと集まったお金を公平に分けるため、被災者のもとに届くまで相当な日数がかかってしまいます。また、あなたのお金が誰に届くのかもわかりません。

 

自分が被災した時は、参加しているオンラインサロンの運営者の方がいち早く見舞金を募ってくださり、なんと被災した3日後には口座にまとまった金額を振り込んでくださいました。
これがどれだけ勇気付けられたことか!ありがたくて夫婦で泣きました。

 

少ない額でも人数がそろえばそれなりの金額に達します。また、たくさんのひとがお金とともに気持ちを寄せてくれているということが痛いほど伝わるんですよ。だから、いつかお礼を言いたい!あの時はありがとうと伝えたい!という願いが困難に立ち向かう活力をくれます。

 

そして、被災者は「金がほしい」となかなか言えません。
人を頼りにして誰も文句を言わないような状況であっても、「お金が欲しい」と言うことは大変難しいのです。自分も実際に体験してみて「親友にすら頼めないものなんだ」と初めて思い知りました。モノやヒトを頼むのはできるけど、カネを頼むことのハードルはめちゃくちゃに高い。相手が親族以外ならなおさらです。

 

しかし、被災者はお金を持っていません。そして、お金はなかなか増えません。
緊急時に持ち出せる現金は限られていますし、預貯金は人によってさまざま。そして被災者になってしまうと仕事ができなくなってしまいますから、収入も減ってしまいます。被害の後処理や生活再建のフェーズに進むと、必要なものを買い揃えないといけなくなりますので毎日信じられないくらいお金が出ていきます。どう転んだってお金が足りません。ちなみに、自分は被災し家が全損、自家用車が1台水没、家財はほとんどすべてガラクタになりましたが、被災して2ヶ月の間に200万円近いお金が飛んでいきました。それでも仮暮らしがようやくできる程度です。本当にお金が減っていくばかりですから心細いんですよね・・・

 

 

 

あなたが募った見舞金は、こうした被災者の気持ちを汲み取った最高のサポートになってくれるはずです。

 

 

見舞金を送りたいけどどういう方法があるの?という方は、こちらの「被災者が語る失敗しない見舞金の送り方3選」という記事で簡単に解説していますので、ぜひチェックしてみてください!

 

 

まとめ

 

 

・被災した親しい人を救う最高の支援は「カネ」
・モノ・ヒトの支援は相手の状況に合わせて
・あなたの募った見舞金は物心両面で被災者をサポートしてくれる

 

 

それではまた。

 

 

※自分が経験した西日本豪雨災害発生時の避難体験をまとめた手記を公開しています

7.7 被災者の手記 西日本豪雨災害

https://note.mu/zerofagi/n/nc76e699f5b78

 

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